3月 08 2008

宇宙で一番

「人生の成功者」

あんまり好きじゃないんだ、この言葉。
だってこれ、何の誰基準なのさ。

「人生の勝ち組」

で、そこには泣きを見た敗者がいる訳だ。
他人と自分の人生を勝ち負けで比べるとは傍若無人。

そして必ずその目安は おおかた年収だ。

ただ、好きな絵を描いて、困らないだけの報酬を頂き
ささやかだけど確かな幸せがあったら、それでいい。
別にいいじゃないか、外車に乗らなくたって。
ブランドもの着なくたって、似合う服でいいじゃないか。

お金はある方が良いに決まってる。
でもそれは、あくまで本当の幸せの副産物のはずだ。
お金持ちになりたいから絵を描く訳じゃない。

この言葉をキレイ事として取るなら、
それは単純に逃げ道を「お金」にしているだけだ。
仕事が辛くなった時「それでも好き」と言う勇気がないからだ。

もし本当に「人生の成功者」とか「人生の勝ち組」がいるなら、
その人は自身の中で一番だと思う事をしている人だろう。
そしてその人は、きっと宇宙で一番の人生を歩んでいるのだろう。

「自分の精神世界で物事を計る」
と言う事でなく、他人に左右されない、確固たる信念の事。

今日会って話をしたその人は、
そんな人だと思った。

私も、宇宙で一番の人生を送ろう。
自分の中の、宇宙で一番カッコいい人生を。