3月 25 2008

歳の所為なのか。
ご存知の通り、宇宙に魅かれる私は月は前から好きだけど
最近ちょっとだけ「花」鳥風月が感じられるようになった。

花は有無を言わさず綺麗。邪念がないからだろうな。
動物も同じ。精一杯生きる事だけしかないから。

今日も一人描いてきた。
その人も、つい最近出会ったけど、最初から魅かれていた。
勝手にイラストにしてしまってはいたが、
なかなかゆっくりとご尊顔を拝見…と言う訳にもいかない。
「100人の肖像画」を企画した時、何とかお願い出来ないものかと考えた。

いつもの悪いクセで、声を掛けるのも躊躇したけど言ってみた。
彼女は屈託ない笑顔で快諾してくれた。

キラキラ輝いている目とお肌には感動したけど
もっと胸に響いたのは、その心の綺麗さだった。

そこには負の気持ちが感じられない。
一番要らない「嫌う」感情がない。

蓮の花。

泥が沈殿する沼の水を吸い上げて、
慎ましくも凛と咲く、睡蓮が思い浮かんだ。

彼女の心には大輪の蓮が咲いているんだろうな。
周りの人にある負の気持ちを消し去って。

人の心に花を見つけられるようにもなったらしい。
が、自分の腹黒さを再認識して少々ブルー。

きっとぺんぺん草が生えているな。
いつか竜胆が咲きますように。