6月 23 2008

無駄な口

ほら。

また余計な一言を言う。

そんなに自分を偉く見せたいのか。

そんなに注目を集めたいのか。

そんなに格好良く見られたいのか。

そんなにあの人の気を引きたいのか。

そんなにこの人から褒められたいのか。

余計な口をきくな。

お前は絵描きだろ。

何を面白く言う事がある。

お礼と詫びがあれば良い。

無駄な口を叩くな。

お前は絵描きなんだ。

一言付け加える事はない。

伝えたい事は紙で云え。

言葉ではなく、

点と

線と

色で

伝える為に居るのだから。

6月 19 2008

悔しい気持ち

約一ヶ月ぶりになってしまった…。

皆さんはお元気にお過ごしでしたでしょうか?
最近は蒸し暑い割に、朝晩が冷えるので
体調の管理はしっかりとしたいものです。

一体この数十日間、何をしていたのかと言えば

整理整頓。

デザインフェスタの後片付け(正確には、放置していた諸々)に
追われたり、やりたかった事とか観たかったモノ観たり。
でもメインは体調を元に戻す為に早寝する事だった。

ずっと2時3時まで起きていると、体調がおかしくなる。

風邪を引く訳じゃない。
目眩はしていたけど、倒れはしない。
何かがおかしい。違和感を感じる。
その程度なだけに、何やら不気味。

本当は絵が描きたくて仕方ない。
殆ど絵らしい絵は描いていないから。
描きたい絵も、個人的にだけど頼まれている絵も
何も描けなくて、もどかしい。

だからその分、考えたりもした。

こんな人が居る、と聞いた。

「年下にも、後輩にも先を越されても悔しくない。
ただ、『スゴいな』と思うだけ。」

驚きだ。

きっと、その人は
心が広いのかもしれない。
何かを悟っているのかもしれない。
器が大きいのかもしれない。

私には無理だ。

好きな事であれば、誰にも負けたくない。
相手が誰であろうと、少しでも自分より上だと感じてしまったら
悔しくて嫉妬するし、そうなる自分が情けなく思う。
過去の自分にさえ、それを感じる事がある。
昔に描いた絵の方が、今描いたものより活きている事だってあるから。

悔しいけど認めたい。
悔しいけど尊敬したい。
悔しいけど教えてもらいたい。

でも、

悔しいから認めたくない。
悔しいから自分を卑下したくない。
悔しいから教えなんていらない。

人間が小さいと言われようと、
この悔しい気持ちが私を突き動かして来た事は確かだ。

負けたくない。

負けたくない。

負けるものか。

試合なんてないし、絵の善し悪しはある意味無いも同然。
これは個人的な事なのだろう。

中学校の先生が書道の時間で言っていた。
「納得のいく書は今まで一度もないし、書けるはずがない。
書けたらおかしい」と。

その時は意味が解らなかったけど、今は解る気がする。

楽しい気分にはなれない気持ちだけど、一番大事な気持ち。
向上心も、努力も、やる気も、衝動も、全部ここで繋がっているのだろうな。

ずっと持ち続けるだろうな。

これからも、よろしく。