大きさの前で
屋根裏的なアトリエ(自室とも言う)が
段々蒸し暑くなってきた…!
ベタつきますが、皆さんは如何お過ごしですか?
今日は一つ仕事を片付けてから
母親とポン酢を買いがてら散歩に出掛けました。
ちょっとした遠足気分♪
友達に良い散歩コースを教えてもらったとの事で
母親に連れて行かれるがまま歩く。
迷路の中を進むように行くので、地元のくせに
今どこにいるのか全く分からなくなる。
知らないような、懐かしいような風景だった。
「樹齢何百年の木があるのよ」
そんな大層なものがあるのか。
半信半疑だったが、確かにあった。
遠目から見てもかなりの巨木だった。
民家の入り口の脇に立っているその木は
コンクリートの舗装が窮屈そうだったが
見事な幹からたくさんの枝を張り出している。
「川崎市」の表札の横に書かれていた樹齢は
800歳。
何とこの大樹は800年も前からここに立っているのだ。
色んな災害に遭ったのか、よくみると幹のうねりに見えたのは
えぐられた痕を修復しようとした跡だった。
大きな傷を有り余る生命力で補い、尚も葉を茂らせている。
偉大だ。
何て自分はちっぽけなんだろう。
この木からしてみたら、人間の悩みなんて屑に違いない。
今抱えているジレンマなんてどうでも良く思える。
偉大な木を後にして、暫く歩いた先には
地元が一望出来る見晴らしの良い場所だった。
遠くの方に、ぼんやりと富士山が見えた。
でかい。
あんな大きなものに、人間が適う訳ない。
ただの散歩だったけど、十二分の価値があった。
やっぱり人間、狭ーい空間の中に引きこもったらダメだね。
大きいもの見るって言うのは自分を見つめ直す事が出来る。
等身大の自分と向き合えるんだろうな。
またあの木に会いにいきたいと思う。
そして、等身大ガンダムにも。
…よーし、誰を誘おうかな(笑)。